雛人形と関連のある桃の節句は3月3日ですが、その日に飾り始めるというのは手間がかかると言えます。また、せっかく飾ったのにその日が終われば片付けるというのはもったいないような気もします。おそらく、いつぐらいに飾り始めるのが良いのかについて悩んでいる人もいるのではないかと思われます。そもそも、雛祭りは女の子の成長をお願いする意味合いだけではなく、春の到来を祝福する意味合いも持っています。なので、立春の日である2月4日以降の日に飾るのが適切だと言われています。ただ、水に関連するシーズンでもあるので、2月の下旬に近くなったら飾るというのも適しているそうです。そして、片付けるのはイベントが終了してあくる日が良いとされています。しかし、シーズンなどにこだわりがないという場合は、しばらく経過した後でも片付けても支障はないです。

節句のめでたい雛人形

雛人形には従来の大型なタイプ「段飾り」、お内裏様お雛様などを5人、飾り箱に収めた「出飾り」、お内裏様お雛様の二人飾り「親王飾り」、おめでたい言われのあるモチーフを人形にして飾り物にする「つるし雛」など様々な種類があります。段飾りは大変迫力があり見目が華やかですが飾るにも管理するにも場所が必要になりまた価格も大変高価です。出飾りは近年の住宅事情を考慮し段飾りを小さくまとめたタイプで親王飾りは2人飾りに装飾品を飾るタイプで非常にコンパクトです。マンションや娘さん姉妹、一人に一式揃えてあげたいお家にぴったりです。つるし雛は江戸時代が始まりとされていて雛人形は高価で一般人の手が出せるものではありませんでした。母や祖母や家族、近所の人がそれぞれ願いを込めて手作りしたモチーフをつなげて飾ってお祝いをしたと言われています。

役目を終えた雛人形たち

雛人形の役目は子供が成人するまでお嫁に行くまで次の世代が産まれたら譲るなど人によって様々です。近年では節句の時期に町おこしの一環で不要になった雛飾りを店先や空き店舗に飾り集客に生かすなど様々な生かされ方がされています。各家庭の歴史ある雛飾りが並ぶのは華やかで圧巻です。少子化に伴い譲る女の子がいない、雛飾りが古くなってしまった、子供たちが成人・結婚した為役目を終えたが捨てるのは寂しい、何かに生かせるのなら使用してほしいという想いで寄付する方も多いようです。地方によってはつるし雛を毎年作り足し、年月や子供の成長と共に増えた飾りを天井からたくさん釣り下げて皆でお祝いするなどの節句もあります。不要だからと簡単に破棄せずにできる限り活用しようという動きも年々増えてきています。今年もイベントなどでも展示場の一角が幻想的な雰囲気を醸し出し見る人を楽しませています。